転機には必ず訪れるちひろ美術館。美術館ができてすでに40周年。何度、この美術館を訪れたことか。
今回は、新たな本を作り出していく勇気、そして、言葉の時間表現をどう絵の空間表現に変えているのかを再確認に行く。
ちょうど、原画の拡大展をしていて写真撮影も許可されていたので、今、もっとも表現したい雨のシーンを撮影。ちひろの描く子どもは笑っているものはないと言われるが、そこが見る人を絵の中に引き込む最大の技術であることが拡大されてみてよくわかる。そして、青と赤の色づかい・・・何度見ても、上手いと感嘆せざるをえない。
新しい絵本の全体文章は、この一週間悪戦苦闘した結果、ほぼ完成状態となる。あとは、文の流れのブラッシングと色付けに入る。本日、完成した原稿を初めて、他の人に読んでもらい、涙が出たとの言葉もいただく。もっともうれしい言葉。早く形にして、出版に向けて動き出したい。
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