人は脱皮して変わっていく

人の細胞は一日で3千億個変わると言われます。今を一生懸命生きていれば、少しずつ脱皮して、新たな自分に生まれ変われるはず。

毛深いことに悩み始めた女の子が、筆入れに毛虫を入れられ、学校に行けなくなる。その毛虫が幼虫、さなぎと変化し、やがて、アゲハ蝶として羽ばたいていく姿を通して、女の子の心と身体の変化、そして友情を描く『毛虫のさと子」を書き上げました。とても満足した出来です。

作風や内容が以前とは違ってきていますが、今はそれが書きたいもの。書き続ける中で、きっと新たな世界に脱皮できると考えています。才能も枯渇する年齢に近づいていますが、これからも前を見て書き続けていきます。